ヘンなガイジン

先日、いつものように飲み食べ仲間のＩちゃんとＭさんと一緒に食べて飲みに行った帰りのこと。
ちょうど１本地下鉄を逃してしまい、夜も遅くなり次にくる地下鉄が１０分後、まぁしょうがないかということでホームのベンチに座っていたら大きいガイジンが（うちらもスウェーデンではガイジンの類にはいるのだが）近寄ってきた。うちら３人とも経験上、「多分このガイジン何か片言の日本語で話しかけてくるんだろうなぁ」とそれぞれ頭の中で思っていて黙っていた。そうするとそのガイジン少し酔っぱらってるのか、薬でもやっていっちゃっているのか分からないが様子が変。お互いに黙りこくったままでそれぞれの相手の出方を見るように凝視した状態が何十秒・・・。こきさんじは「まさかいきなり刃物なんか突き出さないよなぁ・・・」と考えながらそのガイジンを見ていたらとつぜん、
「アルゥチ～」と歌い始めたのであった。
一瞬「アルチー」って何よ～？と思ったら、続けて
「モリノゥナカ～、クマサンニィ～、デアァッタ～」
と森のくまさんを歌いまくっている。こきさんじはげらげら大笑いしたが段々気味が悪くなり、このあとどうなるのだろうと様子を伺い、となりの二人も怖がって微動だにしない。
１番が終わってどうするのかなぁと思ったら、なんと２番を歌い始めた。これにはあっぱれ！
が更に気味が悪くなるばかり、歌い終わってうちら３人はこのガイジンが暴れ出すのでは？とか頭がぐるぐる状態で誰一人として口も聞かなければ何もせずに座っているだけ。
早くどっかに行ってくれないかなぁという祈りが通じたのか、そのガイジン別方向に歩き出していってしまったのである。
ふ～っと３人とも胸をなでおろしたと同時に「ちょっと～、なんで森のくまさんなの～？しかも２番まで？？」と言い始め、Ｍさんがぼつりと「輪唱してもらいたかったんじゃないの？？」とジョークを。
あまりにも不気味すぎて輪唱のりの字すら思い浮かばなかったのが実情だが、森のくまさんを歌えるガイジンに出会ったのも初めて。おかしいのやらおそろしいのやら・・・

話は変わってリサボン紀行が中途半端なので最後に一つだけ。
実はポルトガルはタイルが有名、と言うことでタイル博物館にいってきて面白く歴史のあるタイルを何枚か写真に撮ったのでご披露を。

あとは普通に町を通った時に撮った家の壁タイル

たまたま一緒にリスボンに居合わせた仕事仲間のバートとラウリにタイルの写真を送ったら、普通の家の中の壁（壁紙）の一部を写したと思ったみたいで、「こきさんじ狂っているよなぁ」と言われた。
芸術のわからんやつは困る・・・（笑）

コメント 4

うちのかみさんはタイル好きなので、ここは気に入りそうです。
ポルトガルは行ってみたい国のひとつですので、ここは要チェックですね。
by YAP (2008-02-15 20:38) 

輪唱したかったんじゃないの．．．に、大爆笑！！
うっそぉ．．．と言いきれないところが、なんとも味わいがあります。

やっぱりポルトガル、行きたい。
by ナツパパ (2008-02-16 09:55) 

状況が想像できます。
おかしいんだけど反応した結果、変な展開になったら怖い。
「輪唱してもらいたかったんじゃないの？？」　　nice!です。
by Jalana (2008-02-17 00:01) 

みなさま、nice&コメントありがとうございます。

ＹＡＰさん、
タイル博物館はほんと良かったです。写真にあるのもチキンのウェディングとかヒョウを罠にしかけようとする人間とかみょーに表情がおかしいんですよね。もちろん全うな（？）模様のタイルも沢山ありました。
www.mnazulejo-ipmuseus.pt
Museu Nacional Do Azulejo
繋がるかどうか分からないのと（私が見たときはだめだった）ポルトガル語ですが（英語もあるかも？）サイトがあるのでもし良かったら奥様にどうぞ。

ナツパパさん、
輪唱ねぇ～、ある日のヒが発音出来ないのか１番、２番ともチになってたんですよね。ポルトガルはお薦めです！電車好きのナツパパさんにはもってこい！

Ｊａｌａｎａさん、
そう、普通はうちらの誰か何らか話しかけるんですけど、今回はみんな何かやばさを感じたみたいで貝のようでした。
やっぱり輪唱するべきでしたかね？？（笑）
by こきさんじ (2008-02-18 03:54)